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木援隊 mokuentai

空、風、土、人。

人は自然の中の一部である。

自然を大切にするという事は、人間を大切にするという事。

 

我が国日本は、国土の66%が森林です。

その為日本は、遥か昔から木を使う文化を発展させてきました。

木を活かす為、山に手を入れ

木を使う事で、山を生かしてきました。

戦後、日本の木を使う文化は

戦災復興と経済成長の中で木材消費量が大きく増えていき

国産材では供給が間に合わなくなり

外国産の木を使う文化になりました。

結果、日本の山は荒れ、川は荒れ、海は荒れてしまいました。

漁師の言葉で「森は海の恋人」という言葉があります。

森を育てる事は、海を育てる事になります。

山で木から葉が落ち腐葉土になり

水と共に流れ出て

田や畑を潤し、川になり海に水と共に養分を流す。

それにより、海の中の生物が活性化され

結果海が豊かになる。

 

森を守る活動に植樹があります。

ただ、森は植樹して終わりではない。

人が作った人工林は

下草をかったり木をきったりして

人が育てる必要があります

人工林は針葉樹というまっすぐな木を育てるため

間をつめて植えていますので

生長に合わせてに木を切っていかないと

森の中に光が入らず

森全体の木の育ちが悪くなってしまいます。

根がしっかりはらないと、太く、たくましい木にはならず

痩せこけた細い木では木材としての価値が低くなります。
天然の森は、自然が森の管理をしますが

人工林は、人間が管理しなければならないのです。

日本では戦後、木材の多くを輸入にたよってきたため

あれたまま放っておかれた人工林が多くなっています。

人工林の手入れをし

どんどん木を使い、新しい木を植えていかねばなりません。

 

木の家、木の家具、木の雑貨、木のおもちゃ

これらを通して、日本の木を使う。

そして、みなさまに木に触れてもらい

木を、森を、川を、海を考えてもらいたい。

 

木を使い、日本を援護する隊

それが木援隊である。

 

 

           木援隊隊長 

 

       空風工務店 代表  阿部 飛鳥